鍼灸が初めてという方の多くは「いったいどんな治療をするのだろう?」など不安を持ち来院されます。これまでのイメ-ジとは少し違い最近は「自分の持ち味を生かした治療」治療を行いとてもオ-プンな鍼灸院が増えてきました。
- Q:さて、鍼灸を受けるきっかけって?
- 初めて鍼灸院に来られる多くの方は「いろいろな治療を試してみたけど…」といったお話をされます。
- また、「コレ以上、つらい痛みがないように」「私自身の健康管理の一環として」など定期的な鍼灸治療を希望される方もいらっしゃいます。
- 鍼灸はこのような様々なニ-ズにお応えできます。
- Q:では、鍼灸の良さを一言で言うなら?
- 鍼灸は手当ての治療です。あなたが辛いと訴える患部に手を当て確認し、一人一人に合った治療を探っていきます。
- 例えば、腰痛を訴える患者様の治療に十人の鍼灸師が集まったとしましょう。
- さて、誰が治療しても同じ…?
- さにあらず、実は「使う鍼の長さや太さ」「鍼をする部位と深さ」が各々鍼灸師それぞれ違います。これはとても興味深いものです。
- 鍼灸師は患者一人一人の健康状態、痛む部位、治療の進捗状況を五感のアンテナを使って解析します。
- 「それぞれの鍼灸師が持ち味を生かした治療を提供します」患者様からすれば「自分に合った鍼灸治療を選択できる」
- 鍼灸治療は「オ-ダメイドな施術」なのです。
- Q:鍼は痛くないの?
- 一般的にハリは「刺す」と言います。
- ですが鍼灸師は「ハリを打つ」と表現します。
- 「ハリ」と言えば「お母さんの裁縫箱にある針」を連想しますが、鍼灸で使用するハリは別物です。裁縫針とは比べようもなく柔らかいものです。
- そのハリを慎重に患部やツボに打っていきます。
- ただ、同じ刺激でも痛みに対する感受性は十人十色です。
- それを十分見極め治療いたします。ご安心ください。
- Q:鍼ってどれくらい打つの?
- ハリ治療は痛みなどの症状の度合いや部位、症状の改善の進み具合、ハリ治療の経験の有無など様々な観点からハリの深度、方向、使用するハリの本数や太さなどを考慮し治療を進めます。
- 当然のことながら患者各人の刺激量も違うし、また、鍼灸師といっても治療法はそれぞれ異なります。ですから一概に基準となる刺激量があるわけではありません。
- 要は患者と鍼灸師が互いに信頼関係を築き上げていく中で、一人一人に合った治療法を見つけて、組み立てていきます。
- Q:鍼を打たれた時の感じ方は?
- 指圧でツボに入った時「ズーン」とひびきます。ハリも同様に重い感覚が伝わって来ます。この感覚のことを「得気」と言います。
- 「得気」は鍼施術独特の感覚で「あっ患部に当たってる!」という目安になります。どうしても苦手な方はおっしゃってください。刺激量を調整いたします。
- Q:鍼灸治療はからだにどう作用するの?
- 私が所属する「日本鍼灸師会」のホ-ムペ-ジの記載には、
- 「鍼灸の効果の研究は、各地にある研究所、医療機関、鍼灸大学、短期大学などで意欲的に勧められています。総合的には鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系統に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋肉の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。」とあります。
- つまり、皮膚のツボや反応点を刺激をすると、脳に伝わり生体の患部に反映され、自然治癒力が高まり、血液やリンパの流れを促し、痛みや不快な症状の改善が期待できます。
- 病院も、薬も、何も無い太古の時代に、人は皮膚の上から刺激を与えることで自然治癒余力を高め、筋肉の痛みや体調不良を改善することを学び、それが進歩を遂げ今日まで受け継がれた技術が鍼灸治療なのです。
- Q:治療後に注意することは?
- 症状の重さやその日の状態、鍼灸治療の経験の有無や刺激量などさまざまですが一般に「鍼灸治療をした後は身体の緊張が取れますので少し気だるくなったり、いつもより早く眠くなったりする傾向はあります。」この程度ですと何ら問題はありません。むしろ望ましい反応とも言えます。
- ですから治療後2~3時間は何もせずにゆっくりくつろがれることをお勧めします。
美和鍼灸院でお待ちしています
いかがでしょうか?上記のQAは、皆さまからよく寄せられる疑問の数例ですが、「鍼灸」への理解の一助になりましたか。
ストレスフルな現代、鍼灸を利用し健康なライフワ-クをお手伝いしたいと願っています!!