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難病と鍼灸治療

pain.jpg原因不明の症状でお悩みの人が増えています。検査では異常が無い。でも辛い。以前は、なまけものの刻印を押され、周囲の無理解に悩まされた病態も、現在は、うつ病、自律神経失調症、慢性疲労症候群、線維筋痛症といった病名で診断されるようになってきました。

明らかに辛い自覚症状があるのに、どこの病院で検査しても異常が無い。積極的な治療法がない。いろいろな病院を回って、多種多様なクスリを服用して、ますますカラダは袋小路へ。そんな悩みを抱えた人々が、私の鍼灸院にはたくさんいらっしゃいます。

それでは、そのような病気に対して何を基準に治療をおこなえばいいのでしょうか?

その答えの一つが自律神経です。自律神経とは、ホメオスタシス(生体内の恒常性)を司る神経です。自律神経には、ストレスに曝されている時によく働く交感神経と、リラックスしている時によく働く副交感神経とがあります。

交感神経は、血圧の上昇、脳の覚醒、筋肉の緊張、消化吸収の停止の方向へと導き、身体を活動に適した状態にします。

副交感神経は、血圧の降下、脳の休息、筋肉の弛緩、消化吸収の増進の方向へと導き、身体を休息に適した状態にします。

二つの神経が適度にバランスよく働いているとき我々は健康でいられます。すべての病気は、自律神経のバランスに異常が起きて発症しています。

ストレスの多い現代社会では、圧倒的に交感神経の働きが過多となり、カラダは慢性的な興奮状態に陥っています。

このような状態が続くと、血圧の上昇⇒高血圧、脳の覚醒⇒不眠、筋肉の緊張⇒肩こり、頭痛、腰痛、消化吸収の停止⇒胃もたれ、便秘、消化不良などの症状として身体にあらわれます。そして、交感神経のはたらきが亢進すると、その拮抗関係にある副交感神経が十分にはたらけず、身体は休息することができずに慢性的な疲労状態へと陥っていきます。

鍼灸治療は自律神経の調整に優れた効果を発揮

medicine02.jpg鍼灸やマッサージは、生体に物理的な刺激を与え、良好な反応を導き出そうとする治療法です。こうした治療法を物理療法と呼びます。

物理療法の長所は、生体への操作性が低いことです。

なぜなら、外部からの物理刺激に反応するのは、あくまで受け手のカラダが持っている力、ポテンシャル(潜在能力)だからです。これがいわゆる自然治癒力と呼ばれるものです。だから施術者が意志的に受療者のカラダの生体反応を操作しているわけではありません。(多少あるかもしれませんが、ごくわずかです。)

例えば、足三里というツボに鍼をすれば、下痢でも便秘でも治ってしまいます。これは、機能亢進(下痢)でも機能低下(便秘)でも、どちらにも双方向性に作用するということです。つまり、刺激による反応の方向性は、受け手のカラダに委ねられているのです。ツボに鍼を打ってしまえば、あとは患者さんのカラダの方で、いいように反応が起こります。この反応をコントロールしているのが自律神経なのです。

ある意味、施術者は、患者さんの自律神経に「怠けてないで、ちゃんと働きなさい!」と適当に刺激しているだけです。(でも、この刺激加減が難しいのですが。そこが施術者の腕の見せ所ですね。)

お分かりいただけましたか? 自律神経に働きかけ、眠っている調整作用を引き出すのが鍼灸治療なのです。操作性が低いカラダにやさしい治療法です。

これに対して、クスリは操作性の高い治療法です。物理療法と対比させるなら、薬物療法は、化学療法の一種です。薬効成分の化学反応、あるいは毒性を利用して行われる治療法です。下痢でも便秘でも同じクスリなんてありえません。下痢には下痢止め、便秘には下剤と、それぞれ違う処方がされます。

化学反応は、化学式でも表わされるように常に一定の方向を示します。患者さんの体力が著しく落ちている場合、あるいは病状が非常に重篤な場合、受け手のポテンシャルには期待できません。このような時には、操作性の高い薬物療法によって、患者さんのカラダを強制的に一定の方向(治癒の方向)に導かなければならないでしょう。

このあたりが、クスリを用いて病気に対処するのか、あるいはもっとカラダへの負担が少ない治療で対処するのかの選択の目安になるのではないでしょうか。

鍼灸治療は、うつ、自律神経失調症、線維筋痛症、慢性疲労症候群、膠原病、パーキンソン病、メニエル病など、現代医学でもなかなか対応の難しい疾患にも効果を発揮します。

ただし、これらの病気は、完治が難しいのも事実です。日常生活に支障が出ないようにコントロールしていくことが非常に重要です。しかしクスリに依存しすぎることは、誰でも不安だと思います。

鍼灸は依存性もなく、副作用もほとんどない優れた治療法です。

当院では、現代医学と東洋医学それぞれの長所をいかした鍼灸治療に取り組み、難病の患者さんに寄り添う治療をおこなっています。

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